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2008.07.15

髪結いの亭主

髪結いの亭主
監督: パトリス・ルコント

出演: ジャン・ロシュフォール, アンナ・ガリエナ, ロラン・ベルタン

ちょっと風変わりな少年アントワーヌは床屋に行くのが好きで、まだ髪が伸びてもいないのにせっせと床屋に通った。
シャンプーのときにちらっと見える女主人の豊満な胸がアントワーヌを床屋に通わせたのだ。そして、将来は髪結いの亭主になると決めていた。

大人になり、もう初老にさしかかろうとした彼はマチルドという美しい理容師に出会い、念願の髪結いの亭主になる。
二人だけの空間で愛のある幸せな日々を過ごす。
しかし、ラストに物語は意外な方向へと向かっていく…。

90分たらずの作品で観始めるとあっという間に終わってしまい、何ともいえない余韻が残る。
初めて観たときしばらくはほかの映画を観たくなかったほど感動してしまった。
歳をとってもまるっきり心は少年のままのアントワーヌ。最初のシーンで自分で髪を刈るシーンが結末を物語っていて、より哀しい。



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Posted at 20:40 | 映画ーカ行 | COM(2) | TB(0) |
2008.07.14

サルバドル

サルバドル-遥かなる日々-〈特別編〉
監督: オリバー・ストーン

出演: ジェームズ・ウッズ, ジェームズ・ベルーシ,
ジョン・サベージ, エルペディア・カリロ


実在のジャーナリスト、リチャード・ボイルは、落ちぶれ、金に困った末、手っ取り早くスクープを撮って金を都合しようと、内線の続くエル・サルバドルの危険な取材を試みた。

ところが現地では、セジュラという身分証明書を持っていないだけで一般国民が兵士に処刑されてしまい、また、子供がゲリラとなり戦っているといったひどい状態だった。
政府による不正と賄賂、無差別な殺戮…、それらをアメリカのメディアは商業的に、自らの損得のために報道している。

ジェームズ・ウッズ演じるリチャード・ボイルも最初は彼らと同じだった。しかも、知り合いを見つけては金や酒をせびるといっただらしのなさだ。
しかしそういったヤッピーな報道陣に反感を持ち、個人的な事件も絡んできてだんだん深みにはまっていく。そして最後には正義感なんかも芽生えてきてしまう。

ジェームズ・ウッズはチャラチャラしたごくつぶしの役を非常にうまく演じていた。
音楽も印象深く、オープニングはニュース報道のような心騒ぐもので、エンディングは物悲しくちょっと涙を誘われてしまった。


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Posted at 17:05 | 映画ーサ行 | COM(1) | TB(0) |
2008.07.12

アルフィー

アルフィー スペシャル・コレクターズ・エディション
監督: チャールズ・シャイア

出演: ジュード・ロウ , マリサ・トメイ , デイヴ・スチュワート,
ニア・ロング , スーザン・サランドン , シエナ・ミラー

イギリス人の独身男性アルフィー。
彼の好みの女性は外見重視。また、彼自身も外見にこだわる、中身のない鼻持ちならないやつである。
彼は特定の恋人を持たずに複数の女性とお気楽につきあっている。
物語でアルフィーはそれぞれの女性たちのことをカメラに向かって話す。
まるで彼女たちを見透かしているかのように…。
しかしそれはまったくの独りよがりで、ストーリーが進むにつれ明らかになっていく。

主役のプレイボーイ「アルフィー」をジュード・ロウが軽快に演じている。
始めは格好良いアルフィーが、彼を取り巻く女性たちにふられて、気が付けばひとりぼっちになって、少しものを考えるようになる。

親友の彼女にまで手を出す貞操のなさが、あとでえらい目に遭うのだが、少しかわいそうにも思えてくる。
人間だって理性を見失って本能で行動してしまうこともあるでしょうから。
そのやるせなさが、劇中流れるミック・ジャガーの曲とうまく合っていた。

ちなみにこの作品はリメイクで、オリジナルの「アルフィー」はマイケル・ケインが演じているのだが、当時の彼とジュード・ロウはとても良く似ている!


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Posted at 23:37 | 映画ーア行 | COM(0) | TB(0) |
2008.07.11

ファム・ファタール

ファム・ファタール
監督: ブライアン・デ・パルマ

出演: レベッカ・ローミン=ステイモス, アントニオ・バンデラス,
ピーター・コヨーテ, グレッグ・ヘンリー

本作はデ・パルマ監督のファンなら誰もが楽しめた作品だと思う。
実際、わたしも何度も観た。

冒頭のカンヌ映画祭のレッドカーペットからなるシーン。
二人の美しい女性のレズシーン。鼻の下の短い美しい横顔といったら!
おまけに大好きなかわいいネコまで登場する。

作中、デ・パルマお得意の分割場面や、ブロンドとブルネットの女性、セクシーなダンスシーン、カメラワークなど楽しめる要素がたくさんある。
ストーリーで言えば、「デジャヴや"夢"といった都合のいいもので、ミステリアスな話をつじつまが合うように持っていったのでは」と思われていても仕方がないのだが、理屈抜きでデ・パルマの映画を楽しむファンにとっては充分満足がいけた作品ではないかと思う。

残念ながら映画館での観ることができなかったのでDVDでの鑑賞になったのだが、映画館で観たかったと悔やんでならないほど。
余談だけど、次作の「ブラック・ダリア」を相当な期待で映画館に観に行ったのだがハズレてしまってダブルで悔しい思いをしてしまった! 

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Posted at 21:43 | 映画ーハ行 | COM(2) | TB(1) |
2008.07.10

夜になるまえに

夜になるまえに【廉価2500円版】
監督: ジュリアン・シュナーベル

出演: ハビエル・バルデム, オリヴィエ・マルティネス,
ジョニー・デップ, ショーン・ペン, マイケル・ウィンコット

キューバの亡命作家レイナルド・アレナスの自伝小説の映画化。
ゲイの作家であるレイナルドは、カストロの独裁政権下に時代に作家デビューを果たし迫害を受ける。表現の自由をモットーとする作家からしたらこの状況は苦難としか言えないだろうと思う。作家として名声を得ればそれだけ声明に注目を浴びるのだから…。

この映画の良いところは、主人公の苦悩をユーモラスを交えつつシビアにもとらえたバランスの良さだと思う。
実際、2時間以上の作品なのにその長さを感じず、逆にもっと長くても十分鑑賞に堪えただろう。たとえば、レイナルドが亡命したあとのニューヨークでの生活、自由を求めた先アメリカでの幻滅をもっと観たかった。
しかし、才能ある作家のみじめで哀しい生涯がとても心に残った。


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Posted at 21:49 | 映画ーヤ行 | COM(2) | TB(0) |
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